中国がスパイ容疑で逮捕の北大教授を釈放
11月 16, 2019 20:04 Asia/Tokyo
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中国外務省の耿爽副報道局長
中国外務省の耿爽副報道局長が、同国でのスパイ容疑で身柄を拘束されていた北海道大学の岩谷將教授を釈放したことを明らかにしました。
中国国営テレビが16日土曜、報じたところによりますと、耿爽副報道局長は今回の件に関して、「国家機密に関わる資料を保持したとして、刑法と反スパイ法に違反した疑いで岩谷將氏を北京市内のホテルで国家安全部門が拘束した」と説明しました。

日本の菅官房長官も記者団に対し、岩谷將教授が釈放され、本日帰国したことを明らかにしました。
こうした中、茂木外相は事件の機密性を理由に同教授の拘束理由について詳細な説明を避け、「自分と安倍総理は岩谷將教授の釈放に向けて全力を尽くしていた」と述べるに留めました。
岩谷將教授は、今年9月に中国社会科学院の招きで北京を訪れていました。
日本のメディアは、2015年から現在までに13人の日本の民間人がスパイ活動を疑われ中国で拘束されていると報じています。
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