新型コロナウイルス
日本政府、10万円給付へ補正組み替え 公明党の要請で方針転換
4月 16, 2020 22:14 Asia/Tokyo
日本の与党自民党関係者によりますと、安倍首相は16日木曜、新型コロナウイルス対策として全国民を対象とする一律10万円の現金支給を盛り込むため、来週審議予定の2020年度補正予算を組み替えるよう指示したことが明らかになりました。
ロイター通信が16日木曜東京から伝えたところによりますと、すでに閣議決定した予算案を組み替えるのは異例のことですが、公明党の強い要請を受けてのことです。公明党は新型コロナ対策として当初より一律10万円の支給を求めていましたが、政府はリーマン・ショック後の現金給付が効果的ではなかったとの判断から、所得が急減した世帯のみを対象に30万円を支給する方針を決めていました。補正予算の組み替えにより、30万円の給付は取り下げられることになります。
公明党は時間のかかる対象を絞り込んだ30万円支給よりも、早期の一律支給が急務として、補正予算の組み替えを自民党側に強く求め、山口代表が安倍首相に直接要請しました。
NHKは16日夕、10万円の給付に関して、安倍首相が所得制限を設けず一律給付する考えを公明党の山口代表に伝えたと報じています。
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