白血病の韓国人女児 日本との連携でインドから無事帰国
May 06, 2020 20:05 Asia/Tokyo
親の駐在先のインドで急性白血病のため入院した後、容体が悪化していた韓国人の女の子(5)が、韓国と日本、インドの協力により5日、無事に帰国しました。
韓国のヨンハプ通信によりますと、インドが新型コロナウイルスの感染防止策として旅客機の運航を停止する中、女の子は日本と韓国の航空会社の旅客機を乗り継ぎ、約7200キロを移動しました。
女の子はインドに駐在する韓国人の娘で、白血病でニューデリー付近の病院に入院していました。容体が悪化し、親は韓国での治療を希望したものの直行便がなく帰国のめどが立っていませんでした。これを知った現地の韓国系住民の集まりがインターネットコミュニティを通じて女の子の窮状を伝え、チャーター機の手配に動いた経緯があります。
在インド韓国大使館が他国の公館に協力を求めたところ、日本大使館が協力を申し出て、日本航空(JAL)の特別便に搭乗することが決まり、インド政府も同機の運航を許可しました。
同機は4日夜にニューデリーを出発し、5日午前に日本の羽田空港に到着。女の子は成田空港に移動して大韓航空機に乗り継ぎ、同日午後遅くに韓国の仁川(インチョン)空港に到着しました。
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