安倍首相 再び病院訪問「追加的な検査 体調管理に万全期す」連続の在任期間は歴代最長に
安倍首相は24日月曜午後、首相官邸に入る際、記者団の質問に答えました。
NHKによりますと、安倍首相は24日、先週17日に日帰りで検査を受けた東京 新宿区にある慶応大学病院を再び訪れ、3時間半余り滞在しました。
このあと、安倍首相は午後2時前、首相官邸に入る際、記者団に対し「きょうは先週の検査の結果を詳しく伺い、そして、追加的な検査を行った。体調管理に万全を期して、これからまた、仕事を頑張りたい」と述べました。また、菅官房長官も記者会見で同様の発表を行いました。
一方、第2次政権発足後、連続の在任期間が24日で2799日と、歴代最長となったことについて、「政治においては、その職に何日間、在職したかではなくて、何を成しとげたかが問われるのだろうと思う。7年8か月、国民に約束した政策を実行し、結果を出すため、1日1日、全身全霊を傾けてきた。その積み重ねの上にきょうの日を迎えることができたのだろうと考えている」と述べました。
そして「すべてはこれまでの国政選挙で力強い支持をいただいた国民の皆様のおかげだ。心から御礼を申し上げたい。大変厳しいときにあっても、至らない私を支えていただいたすべての皆さんに感謝を申し上げたい」と述べました。
また、菅官房長官は記者会見で「政権発足以来、経済の再生、外交・安全保障の再構築、全世代型社会保障制度の実現を目指し、ひとつひとつの課題に全力で取り組んでいるうちに、あっという間に7年8か月がたってしまったというのが正直な気持ちだ」と述べました。
そのうえで「1月以降は新型コロナウイルスへの対策も大きな課題となり、今後とも政府一体となって対策に全力をあげていく。政府としては、欧米諸国のような爆発的な感染拡大は絶対に阻止して、国民の命と健康をしっかり守っていくという思いで、全力を尽くすことがいちばん求められていることではないか」と述べました。また菅官房長官は記者会見で記者団から「安倍総理大臣の体調や新型コロナウイルスへの対応を踏まえ内閣改造を行わないこともあるのか」と問われ、「閣僚の人事は総理大臣の専権事項であり、私からコメントすることは差し控える」と述べました。
安倍首相の連続の在任期間が第2次政権発足後、歴代最長になったことについて東京都の小池知事は「これまで政権を維持してこられ、また発展してこられたのは大変、大きな成果だ。安倍総理大臣がこれまで対外的な、また国際的な会議でイニシアチブをとって、新しいリーダーを迎え入れるなどの役目も果たしてこられたのは日本にとってとてもプラスだと考えている。引き続きの活躍を期待している」と述べました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj