英がEUとの合意ないまま、離脱決定後初の協定締結で日本と合意
9月 12, 2020 20:21 Asia/Tokyo
イギリスが、EU離脱後の通商関係についてEUとの合意に未だ達していない中、離脱決定後初めてとなる通商協定を結ぶことで日本と合意しました。
この協定では、イギリスから日本へのほぼ全ての輸出品に関税をかけないとされています。
英政府は11日金曜、同国のトラス国際貿易相と日本の茂木外相がオンライン形式で会談し、日英の経済連携について大筋で合意したと発表しました。
トラス国際貿易相は声明で、「これはイギリスと日本の歴史的瞬間であり、我々にとってはEU離脱決定後初の通商協定となる。今回協議した協定は、時間の点からは短い協議で、条件面では解決すべき問題が多くあったが、現在のEUとの協定をはるかに超えたものだ。この協定合意は、英企業にとって食品・飲料業や製造、テクノロジーの分野で、新たな勝利をもたらす」と述べました。
この協定で、イギリスと日本との貿易額は152億ポンド(195億ドル)まで引き上げられる予定で、これにより英企業がアジア・太平洋地域で足場を築くのを助け、包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)の流れにおいて重要な一歩を進めることができます。
CPTPP参加国は世界総生産の13%を占めており、イギリスはこれらの環太平洋11か国に加わることを視野に入れています。
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