日本人イラン学者が、ファーラービー国際賞を受賞
イラン政府主宰の人文学賞・第11回「ファーラービー国際賞」が、日本の優れた学者である近藤信彰教授に授与されました。
イルナー通信が13日火曜、報じたところによりますと、この賞は、在日イラン大使館を通じて授与され、今回の式典に臨んだラフマーニー・モヴァッヘド駐日イラン大使は、イランと日本の卓越した教授や研究者らが、学術研究分野で恒常的な協力、努力を成功裏に行っていると指摘し、イランの歴史・文化関連の様々な業績や側面の紹介に、日本のイラン学者が参画していることは価値があり、大きな効力をもつ、と述べました。
受賞した近藤信彰教授は、在日イラン大使館やファーラービー財団に謝意を示すとともに、「イランと日本の学術分野での協力がこれまでに以上に発展するよう希望する」と述べました。
今回の式典の閉幕に当たり、近藤教授にはファーラービー財団やユネスコ国家委員会、OICイスラム協力機構に属するISESCO・イスラム教育科学文化機関からの表彰状とともに、ローハーニー・イラン大統領からの表彰状が授与されました。
近藤教授は西アジア史を専門とする歴史学者で、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所に所属し、イラン近代史に精通する傑出したイラン学者・写本学研究者という評価を得ています。
近藤教授の著作や研究論文の多くがこれまで出版されており、中でも重要なものの1つに2003年に出版された「文献書誌」: "テヘランの古集会モスクとワクフ"などがあります。
ファーラービー国際賞は、イラン科学技術研究省の主催により、ユネスコとISESCO、イランの学術研究センターにより毎年開催され、イラン国内の人文学研究と外国人によるイラン・イスラーム研究を対象に与えられます。
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