中国、放射能汚染水の海洋放出について、日本の責任ある行動への期待を表明
10月 20, 2020 14:29 Asia/Tokyo
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福島での原発事故
中国外務省の趙立堅報道官が、福島第1原発の放射能汚染水の海洋放出について見解を示し、日本に責任ある行動を期待するとしました。
趙報道官は19日月曜、記者会見し、「福島での原発事故による放射性物質の漏出は、海洋環境、食品の安全性、人間の健康に深刻な影響を及ぼした。日本政府が自国の市民、近隣諸国、国際社会に対して高いレベルで責任ある態度をとり、原子力発電所のトリチウムを含む排水の処理計画実施の可能性を慎重に評価し、すべての情報を正確かつ透明に積極的かつ迅速に開示することに期待している。日本側が近隣諸国との協議に基づいて決定することに期待している」と語っています。
これまで既に、メディアでは日本が福島第1原発の放射性物質を含む水100万トン以上を海洋放出する方針を固めたことが報じられていました。
日本政府の予定によれば、汚染水は徹底的に浄化処理され、そのうえでの海洋放出が約1年後に開始されることになっています。
この点に関して、IAEA国際原子力機関は、十分に処理された汚染水は海洋放出が可能で、環境に害を与えることはない、との見解を示しています。
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