加藤官房長官、「北海道と大阪府がコロナによる医療体制の逼迫を理由に自衛隊派遣要請を検討」
12月 07, 2020 19:37 Asia/Tokyo
日本の加藤官房長官が、「北海道と大阪府は、新型コロナウイルスの感染状況の悪化から自衛隊の派遣要請を検討している」と語りました。
NHKによりますと、加藤官房長官は7日月曜午前、記者会見し、「新型コロナウイルスの感染状況が悪化する北海道と大阪府で自衛隊の派遣要請を検討中であり、これに対し国としては要請後の速やかな派遣に向け準備を行っている」としています。
加藤官房長官の話では、北海道では依然として厳しい状況が続いており、特に旭川市では大規模な医療機関のクラスターが継続し、現在も予断を許さない状況にある、ということです。
また、大阪府も厳しい状態にあり、「12月1日から6日連続で300人を超えるなど増加傾向が続いている」との認識を示しました。
北海道旭川市では、「慶友会吉田病院」や「旭川厚生病院」など医療機関や福祉施設でクラスターが相次いだことから、看護師不足により医療体制が逼迫しています
このため、旭川市は7日朝の対策本部会議で、市内の医療現場をめぐる現状を「災害」と認定した上で道に対し、自衛隊への看護師派遣要請を依頼する旨を決定しました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj