西村経済再生相、状況いかんでの緊急事態宣言発令を示唆
12月 31, 2020 05:54 Asia/Tokyo
西村経済再生担当大臣が、コロナ感染状況次第での緊急事態宣言を示唆し、年末年始は家族とのみ過ごすよう改めて国民に呼びかけました。
NHKによりますと、西村経済再生担当大臣は30日水曜、国立国際医療研究センターの忽那医師とともにツイッターに緊急メッセージを投稿し、「新型コロナウイルスの感染がこれ以上拡大すれば緊急事態宣言も視野に入る」とし、年末年始は家族とのみ過ごすよう改めて国民に呼びかけました。
また、「このまま感染拡大が続けば、国民の命を守るために、緊急事態宣言も視野に入ってくる。何としても感染を抑えなければいけない」とし、首都圏をはじめとする感染拡大地域からどうしても帰省する場合、年配の親には玄関先であいさつするだけにとどめ、家に上がらないなどの配慮をするよう要請しました。
さらに、同級生など、ふだん会わない人との面会は控えることや、初詣の時期をずらすこと、それに、成人式のあとの会食や新年会は行わないことなど、感染対策の徹底に協力を求めています。
一方、忽那医師は医療スタッフの置かれている現状を引き合いに出し、「東京の医療機関は大変、ひっ迫している。すでに、本来入院が必要な患者に入院が提供できないなど医療提供体制の破綻が起きている。これ以上の感染拡大は、ふだんであれば救える命を救えなくしてしまう」として、医療現場の厳しい現実を訴えています。
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