岸防衛相、「米軍キャンプ・シュワブへの陸自常駐配備は考えていない」
1月 26, 2021 20:02 Asia/Tokyo
日本の岸防衛相が、「沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブへの陸上自衛隊の配備は考えていない」と語りました。
共同通信と沖縄の地方紙・沖縄タイムスは今月25日、日米両政府関係者の証言をもとに、2015年に日本の陸上自衛隊と米国の海兵隊が沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブに陸上自衛隊の「水陸機動団」を常駐させることで極秘の合意が成立していたことが明らかになった、と報じていました。
この報道について、岸防衛相は26日火曜、記者会見し、「配備するということは考えていない」と否定しています。
また、陸上自衛隊としても配備を考えていないということかと問われ、「そもそも、この米軍施設等における共同使用ということは、『2+2』とか共同使用作業部会、また、日米合同委員会、こうしたところでの枠組みの下で、日米双方が外務防衛当局による幅広い検討を踏まえて、意思決定がなされるものだ」とし、「陸自と海兵隊においてそういうことが決定されるというようなものではない」と述べました。
さらに、「陸自の中においての様々な検討について、逐一お答えすることは控えさせていただきたく」と述べ、制服組で何からの合意を結ぶことについては、共同使用については日米間で合意がなされているため陸自と海兵隊のみで何らかを決められるということではないとの考えを示しています。
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