日本医師会会長、「緊急事態宣言の解除は慎重な判断を」
4月 28, 2021 18:49 Asia/Tokyo
日本医師会の中川会長が、現在出されている3回目の緊急事態宣言の解除に関して慎重な判断を求めました。
NHKによりますと、中川会長は、来月11日の期限までに新規感染者の数が下がりきらない可能性があるとして、現在の緊急事態宣言の解除の有無については、感染状況などを見極めながら慎重に判断するよう求めています。
また、記者会見で「政府の繰り返しの要請に、今回の緊急事態宣言には切迫感が感じられにくくなっている 1回目と2回目とは異なり、期間が2週間とかなり短く、感染者数が下がりきらない可能性がある」と指摘しました。
そのうえで「『いつまで』という期間ではなく、新規感染者数の減少や病床のひっ迫度の改善が達成されれば解除するという、成果型にしてはどうか、政府には検討してほしい。『発令は早めに、解除はゆっくり慎重に』だ」とし、すべての指標が「ステージ2」の基準になるか「ステージ2」になるのが確実になった時点で解除を検討するよう重ねて求めました。
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