沖縄での「米軍属事件」の発生から5年も、重い基地負担の影響続く
4月 28, 2021 19:06 Asia/Tokyo
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犠牲者女性の父親
沖縄県で28日、当時20歳の女性がアメリカ軍の元軍属の男に殺害された事件の発生から5年を迎えました。
NHKによりますと、沖縄ではアメリカ軍の兵士や軍属などの事件や事故は後を絶たないのが現状で、今もなお、重い基地負担の影響が及んでいます。
平成28年4月、うるま市で行方不明になった当時20歳の会社員の女性が、恩納村の雑木林で遺体で見つかり、アメリカ軍の元軍属の男が女性に性的暴行をしようとして殺害した罪などに問われ、無期懲役の刑が確定しました。
この事件の発生から28日で5年となりますが、女性の父親は知人を通じてNHKに対し、「いまだにこれだけの時間がたっても、気持ちの区切りはついていません。娘のことを忘れないでほしい」とコメントしました。
遺体が見つかった恩納村の雑木林には、献花台が設置され、遺族と親交のある元金武町長の吉田勝廣さんなどが、花束を手向けて女性を悼みました。
吉田さんは「事件を忘れず、繰り返させないことが大切だと思う」と話していました。
沖縄県警によりますと、事件が発生した翌月から3月までの間に、アメリカ軍の兵士や軍属などが、県警に検挙された件数は174件だったということです。
沖縄でのアメリカ軍関係者による事件や事故は後を絶たないのが現状で、今もなお、重い基地負担の影響が及んでいます。
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