日本とロシアの協力拡大
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日本の安倍総理大臣のロシア訪問とプーチン大統領との会談は、両国の協力の拡大に向け必要な機会を利用し、対立を解消するための両国の努力を物語っています。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
May 07, 2016 19:47 Asia/Tokyo
  • 日本とロシアの協力拡大

日本の安倍総理大臣のロシア訪問とプーチン大統領との会談は、両国の協力の拡大に向け必要な機会を利用し、対立を解消するための両国の努力を物語っています。

ヴァガーリー解説員

プーチン大統領は安倍首相との会談で、「日本はロシアの重要なパートナーであり、安倍首相の訪問は、すべての共通の問題に関する協力の強化を促すことができる」としました。

日本とロシアは、戦後70年、今も北方領土の領有権を巡って対立しています。北方領土はロシアで南クリル諸島と呼ばれています。日本は北方4島の返還を条件にロシアと平和条約を締結すると表明しています。ロシアの関係者も、相違の政治的な解決を強調していますが、同国の政府は今も北方領土の領有権を自国の領土とみなしています。

こうした中、ロシア大統領は、日本は単なる近隣諸国ではなく、アジア太平洋のロシアの重要なパートナーだとしています。プーチン大統領は、日本との対立を解決し、両国の関係を拡大できるよう期待しています。こうした中、ウクライナ問題を巡るアメリカとロシアの緊張は、日本とロシアの関係にマイナスの影響を及ぼしています。なぜなら日本はこの2年、ウクライナ問題を理由にしたロシアに対するアメリカの制裁政策に追従し、ロシアに制裁を行使したからであり、これにより、両国の経済・貿易協力は縮小しています。

こうした中、安倍首相がプーチン大統領との会談で、平和条約の締結や経済・文化問題、一部の国際問題に関する話し合いに向けた意向を示していることは、日本政府がロシアとの対立の解消の必要性を理解していることを示しています。野心的なナショナリストの安倍首相は、最近、大国としての日本の過去の地位の復活に向け歩みを開始しました。安倍首相は最初に、憲法の新たな解釈により、自衛隊の国外での活動を許可する法を成立させ、次に憲法を改正し、アメリカの治安の傘から外れることで、日本に新たなアイデンティティを与えようとしています。このため、地域の政界や軍関係者は、日本の植民地主義の過去に注目し、安倍政権の軍事的なアプローチを危険視しています。こうした中、安倍首相は、ロシアとの協力の拡大とその対立の解消を促すことで、日本の地域での政治的、軍事的地位を強化しようとしています。日本とロシアなどの国々との北方領土を巡る問題が日本での威信の問題に変わっていることから、安倍首相がその返還に成功すれば日本社会での自民党の地位を強化することができるでしょう。

いずれにせよ、ロシアと北朝鮮の良好な関係に注目し、安倍首相はロシア訪問で、ロシアがその影響力を行使し、北朝鮮に核・ミサイル計画の停止を促すよう期待しているのです。