2019年の「不自由展」少女像が名古屋で再展示へ
May 20, 2021 17:22 Asia/Tokyo
2019年に愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の出展作だった、旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」が、今年7月に名古屋市内で再展示される予定です。
韓国・ヨンハプ通信が東京から報じたところによりますと、この展覧会「私たちの『表現の不自由展・その後』」を企画したのは、市民団体「『表現の不自由展・その後』をつなげる愛知の会」です。
今回の展覧会は7月6~11日に名古屋市内の「市民ギャラリー栄」で開催され、少女像の他に、同じく不自由展で右翼勢力の反発を買った、昭和天皇の肖像を燃やす場面のある映像作品を目にできる。韓国人写真家の安世鴻(アン・セホン)氏が各国を訪ねて慰安婦被害者の姿を収めた写真も展示されることになっています。
同市民団体の高橋良平事務局長は19日水曜、聯合ニュースの電話インタビューに対し、「(少女像を)自分の目で見て、考えるきっかけにしてもらえれば」と語りました。
高橋事務局長によりますと、名古屋市が市の関連条例と施行細則の水準を超える厳戒な警備を条件としたため、団体側は弁護士団体の助けを受けながら市の要求の法律的な問題点を一つ一つ指摘し、3ヶ月以上をかけてようやく会場の使用許可を得たとういことです。
再展示に対する右翼勢力の妨害が懸念されるものの、高橋さんは、市との話し合いで脅迫などに対しては厳正に、法的に対処する方針を確認した、とコメントしました。
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