日本政府が5月の景気判断を下方修正
May 26, 2021 21:03 Asia/Tokyo
日本政府が、景気に関する総括判断を3カ月ぶりに下方修正しました。
ロイター通信が26日水曜、東京から伝えたところによりますと、日本政府が同日出した今月の月例報告は、 新型コロナウイルス感染症拡大により東京や関西圏などで緊急事態宣言が発令された影響で、「持ち直しの動きが続いているものの、一部で弱さが増している」として、消費や業況判断が下押しされたことを踏まえたものです。
項目別では、GDP国内総生産の過半を占める個人消費は、4月の「このところ弱含んでいる」から、「このところサービス支出を中心に弱い動きとなっている」とし、2月以来3カ月ぶりに判断を引き下げました。
また、業況判断も、「厳しさが残るなかで、持ち直しの動きに足踏みがみられる」とし、1月以来4カ月ぶりに下方修正しています。
企業決算に関しては、製造業は自動車生産の回復などから総じて持ち直しているが、非製造業は陸運業などで弱さが続いている、とし、輸出は「緩やかな増加が続いている」と表現を変更していた。
さらに、設備投資と生産についてはいずれも「持ち直している」で判断を据え置いた形となっています。
そして、先行きに関しても、内外の感染症による下振れリスクの高まりに注意が必要として先月の表現がそのまま使用されています。
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