1月 26, 2023 19:54 Asia/Tokyo

中国のGDP・国内総生産は米国に次ぐ世界第2位とされていますが、購買力平価でみれば世界一となっています。

レバノンのアルマヤーディーン・テレビによりますと、昨年の米国のGDPは約25兆400億ドル、中国は18兆3200億ドルでした。しかし、購買力平価でみると、中国が30兆700億ドル、米国は約25兆400億ドルで5兆ドル以上中国が上回っています。

作家で大学教授のイブラヒム・アルーシュ氏は、「中国では1ドルあれば米国で買うより多くのものが買える。だから、中国のGDPは実際より小さく見える。米ドルと人民元の為替レートは中国国内の本当の購買力を表したものとはいえない。人民元は外国では自国ほど強くはないのだ」と述べ、ドルによる経済指標が見えなくさせる側面を指摘しました。

アルーシュ氏はその上で、「経済の実態を反映する新しい算出モデルを見つける必要がある」とし、そうしたモデルが出来れば、ドルの価値はさらに下がるとみています。

 


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