トランプ氏が脱ドルをけん制/BRICSに親しむロシア児童:BRICS関連ニュース
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トランプ氏が脱ドルをけん制/BRICSに親しむロシア児童:BRICS関連ニュース
イランのジャラーリー駐ロシア大使は、「上海協力機構やBRICSといった地域・国際機関との協力拡大はイランの基本政策だ」と述べました。
【ParsToday国際】トランプ米次期大統領は自身が運営するSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「BRICSが米ドルから距離を置くのを我々が傍観するだけの時代は終わった」と投稿しました。
トランプ氏はこの投稿の中で「BRICS諸国は独自通貨を創設せず、ドル以外の通貨を支持することもしないよう我々に約束すべきだ。そうでなければ、100%の関税をかける。素晴らしい米国経済への輸出に別れを告げなければならない」と記しました。
トランプ氏の投稿に対するロシア政府の反応
ロシア大統領府のペスコフ報道官は、トランプ氏のこの投稿について「力と制裁を行使して他国にドルの使用を強いる米国の姿勢は(望むものとは)正反対の結果をもたらすだろう」と述べました。
ペスコフ氏はその上で、「BRICSのみならず自国通貨による貿易決済に切り替える国は増え続けている」とし、「米国が他国にドルの使用を強要し続けるなら、脱ドルの動きはより強くなっていくだろう」と述べました。
BRICSに親しむロシア児童
TV BRICSによると、ロシアの児童ら500人がモスクワで開催されたBRICS関連のイベントに参加しました。児童らはこのイベントで、BRICS加盟各国の言葉や文化・習慣、そしてBRICSの活動内容などについて知識を深めました。
モスクワ国際関係大学の関係者はこのイベントについて、「BRICS加盟各国の言葉に精通した専門家による教育は、国際感覚を養う上で大いに役立つ」と語りました。
また、TV BRICSの幹部は出席した児童らに向けて、BRICSが進めるメディア戦略などについて解説しました。
他にも大学生組合の代表がBRICS加盟各国の大学生らによる研究プラットフォームについて紹介しました。
駐露イラン大使「地域・国際機関との協力拡大はイランの基本政策」
イランのジャラーリー駐ロシア大使は、「上海協力機構やBRICSといった地域・国際機関との協力拡大はイランの基本政策だ」と述べました。
在露イラン大使館は、BRICS加盟国代表会議と上海協力機構(SCO)鉄道公社総裁会議を開催しました。
この会議にはジャラーリー大使のほか、イラン鉄道公社のザーケリー総裁、イラン外務省BRICS担当局のサーベル局長らも出席し、イラン・ロシアの2国間関係や各地域・国際機関との協力拡大を強調しました。