沖縄県が、環境省評価と食い違う防衛省委員のジュゴン絶滅論文を疑問視
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沖縄県名護市辺野古の新基地建設に関し、沖縄防衛局に環境対策を助言する環境監視等委員会の委員らが、「沖縄のジュゴンが絶滅した」として、環境省などの評価と食い違う内容の論文を投稿していることについて、県庁内から委員の妥当性に疑問の声が上がりました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
May 29, 2021 19:16 Asia/Tokyo
  • 沖縄県名護市辺野古の新基地建設
    沖縄県名護市辺野古の新基地建設

沖縄県名護市辺野古の新基地建設に関し、沖縄防衛局に環境対策を助言する環境監視等委員会の委員らが、「沖縄のジュゴンが絶滅した」として、環境省などの評価と食い違う内容の論文を投稿していることについて、県庁内から委員の妥当性に疑問の声が上がりました。

沖縄タイムスによりますと、県幹部は「今年4月に環境省が古宇利島でジュゴンの食み跡を確認しており、絶滅したと断言するのは考えづらい」と指摘しています。

ドローンを使った環境省の2020年度調査では古宇利島(今帰仁村)海域でジュゴンの食み跡が見つかっており、さらに埋め立て海域周辺でジュゴンとみられる鳴き声が確認されていることからも、環境監視等委員会では、調査方法などを助言しています。

県幹部は「これまで委員会が示してきた辺野古の環境対策に関する環境評価が妥当だったのか、疑われても仕方ない」としました。

 

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