中国海警局の船が、尖閣沖で再び日本領海侵入
6月 27, 2021 15:55 Asia/Tokyo
日本の第11管区海上保安本部が、中国と領有権を争う尖閣諸島の沖合を中国海警局の船4隻が航行し、日本の漁船に接近する動きを見せたと発表しました。
ロシアのスプートニク通信が26日土曜、報じたところによりますと、海上保安本部は、現地時間の同日午前2時半すぎに中国海警局の船4隻が、尖閣諸島の沖合で付近で操業していた日本の漁船4隻に接近する動きを見せたものの、その後海上保安部の警告を受けて、同海域を離れたとしました。
同本部によれば、尖閣諸島の魚釣島沖合における中国海警局の船の日本領海侵入は、今年に入ってから22回目になるということです。
中国はこれまでのところ、日本への反応を示していません。同国はこの地域に対する日本の領有権を公式に認めておらず、独自の「釣魚群島」という名前で呼んでいます。尖閣諸島の領有権をめぐる二国間の意見対立は19世紀初頭から始まりました。第二次世界大戦終結後、尖閣諸島は一時アメリカが支配していましたが、1972年に日本へ返還されました。
日本は常に尖閣諸島周辺海域での中国船航行に反対しており、これを受け入れがたい行為だとしています。この件をめぐってはアメリカ政府も毎回、日本の領土保全の主張を支持しています。
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