尖閣諸島周辺で中国船の領海侵入続く、今年10日目
(last modified Sat, 01 Apr 2023 08:41:36 GMT )
4月 01, 2023 17:41 Asia/Tokyo
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沖縄・尖閣諸島周辺の日本領海に侵入した中国船4隻が、引き続き領海内にとどまっています。

日本の報道各社によりますと、第11管区海上保安本部(那覇)は1日土曜、沖縄県・尖閣諸島周辺で先月30日に領海侵入した中国海警局の船4隻が、引き続き領海内にとどまっていると発表しました。

中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは3日連続で、今年に入ってからは10日目となります。

11管によりますと、これらの4隻は日本時間の30日午前11時10分ごろから相次いで領海に侵入。日本漁船の動きに合わせて航行し、31日夕以降、うち2隻が領海内を出入りする動きを繰り返したということです。

これに対し、海保の巡視船は領海から出るよう警告しました。

領海外側の接続水域を含め、尖閣周辺で中国船が確認されるのは66日連続となっています。

なお、日本の防衛省は31日金曜、中国との偶発的な軍事衝突を避けるため、防衛当局間のホットラインを開設したと発表しました。この措置にいたるまでに、2008年に不測の事態の防止策に関する協議を開始してから約15年かかったことになります。今後は、沖縄県・尖閣諸島などを巡る日中の対立が続く中、ホットラインがどう運用されるか注目されます。

 


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