2020年に日本で摘発されたサイバー犯罪は9875件

日本の警察白書2021年版によると、2020年の日本のサイバー犯罪の摘発件数は9875件となり、過去最大数を記録しました。

日本の警察白書2021年版は、20日に閣議で承認を受けて、警察庁により発表されました。

警察庁は今後、諸外国当局との連携を強化し、2022年4月からサイバーセキュリティ部門を設けるとしています。

日本ではサイバー攻撃が年々増加しており、2019年はコンピューターネットワークやシステムへの不法アクセスは4000件以上確認されていました。特に目立ったものとしては、電気関連企業のNECや三菱電機が被害にあったことが挙げられます。日本政府は今年4月、中国ハッカー集団が大規模なサイバー攻撃に関与している可能性があると言明しています。中国が関与するサイバー攻撃には、2016年のJAXA（宇宙航空研究開発機構）などがあり、日本国内の200以上の研究機関や企業が標的となりました。

ロシアのスプートニク通信では先日、英国政府が欧州諸国当局へのサイバー攻撃には中国国家安全保障省が関与しているとの声明を出したことが取り上げられており、それによれば、英国のラーブ外相は中国政府に対し、直ちにサイバー攻撃を止めるよう呼びかけました。

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