相馬・駐韓公使が帰国 韓国大統領に関する不適切発言で
8月 11, 2021 19:45 Asia/Tokyo
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の対日姿勢について不適切な発言をした在韓日本大使館の相馬弘公使が11日水曜、日本の外務省の命令を受けて帰国しました。事実上の更迭とみられます。
韓国・聯合ニュースによりますと、相馬氏はこの日の午前、ソウル仁川国際空港を出発し、午後に成田空港に到着しました。記者団の質問には一切応じず、空港を後にしました。
相馬氏は先月15日、韓国のテレビ局関係者との非公式の懇談で、ムン大統領の日韓関係改善に向けた取り組みについて性的な表現を使っていたことが明らかになり、強い反発を招きました。
韓国外交部は先月17日、相星孝一・駐韓日本大使を呼び、「相応の措置」を要求。日本外務省は相馬氏に対し、今月1日付で帰国を命じていました。
在韓日本大使館の総括公使は、通常の場合は、その後外務省で局長級に昇進しますが、相馬氏の場合は韓国政府が反発する可能性があるため、当分の間は特定のポストに就かない可能性が高いとの見方が出ています。
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