IAEAが、福島の原発処理水設備を視察
9月 09, 2021 18:43 Asia/Tokyo
経済産業省は9日、IAEA国際原子力機関原子力安全・核セキュリティー局の幹部が福島第一原子力発電所におけるALPS多核種除去設備の処理水関連設備を視察したと発表しました。
経済産業省によりますと、9月6日~9日の日程で日本を訪れているIAEA原子力安全・核セキュリティー局のトップ、リディ・エヴラールIAEA事務次長は、8日に福島第一原発を訪問しました。発表によれば、「ALPS、処理水を貯蔵するタンク群、処理水の処分に関する設備の設置が検討されている港湾部等の現場を視察し、東京電力等と技術的な意見交換を行った」ということです。
エヴラール氏はまた、9日に日本の江島経済産業副大臣とも会談を行いました。経済産業省はツイッターに、エヴラール氏が会談で「放出される水の性状やプロセスの安全性などについて、IAEAの安全基準に照らした評価を継続的に実施していく」との考えを示したと投稿し、今後は12月を目途にIAEAから派遣団が日本を訪問する予定だとしました。
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