自宅などで死亡のコロナ患者、8月は最多250人 警察庁調べ
9月 13, 2021 20:26 Asia/Tokyo
新型コロナウイルスに感染し、自宅など医療機関以外の場所で亡くなった人は、8月は過去最多の250人となりました。
毎日新聞によりますと、7月の31人のおよそ8倍、これまで最多だった今年1月の132人を大幅に上回りました。
警察庁によると、昨年3月以降、警察が取り扱う変死などの遺体のうち、一部で新型コロナウイルスへの感染が確認されるようになりました。今回で合わせて817人となります。
今回の250人の内訳は、自宅や高齢者施設、宿泊施設などの「自宅等」が218人。それ以外の「外出先」が32人でした。PCR検査で生前にコロナの陽性が判明していたのは132人、死後に感染が分かったのは118人でした。
確認された29都道府県のうち、東京が112人で最も多く、埼玉23人、神奈川22人、大阪20人、千葉19人と続いています。年代別では、50代が74人で最多で、40代が34人などと、50代までの比較的若い世代が54%を占めています。
専門家は、「若い世代ではひとり暮らしの人も多く、自宅で療養する場合は、家族や職場の人などに健康状態を毎日報告するなどしてほしい。逆に身近な人が感染した場合は、こまめに連絡を取り、体調に異変があれば本人に代わって医療機関や保健所に連絡するなど、積極的にサポートしてほしい」と呼びかけています。
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