10月 02, 2021 18:00 Asia/Tokyo
  • 米軍F15
    米軍F15

米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機が同基地近隣で、訓練用熱源体「フレア」を誤って発射したことが判明しました。

沖縄の地元紙・沖縄タイムスによりますと、米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機が9月29日午前10時ごろ、同基地近隣で、敵誘導ミサイルの追尾を逃れるための訓練用熱源体「フレア」を誤って発射しました。

問題のフレアが発射されたのは民間地上空だった可能性があり、現地の目撃情報によりますと、F15が旋回している様子を沖縄市高原から同市比屋根向けに撮影中、フレアのようなものが放出され、F15が飛行する爆音が聞こえる近さだったということです。

フレアは、熱源を追尾するタイプの誘導ミサイルから逃れるためのおとりで、燃焼温度は2000度に達する場合もあります。

金城賢・沖縄県知事公室長は1日土曜、「人命や財産に関わる重大な事故につながりかねず、県民に大きな不安を与える。極めて遺憾だ」として、第18航空団副司令官のロナルドD・ショッケンマイヤー大佐に電話で抗議し、また沖縄県防衛局に対し原因の究明や再発防止の徹底、事故調査と報告の迅速化などを申し入れました。

第18航空団によると、問題のフレアは「上空で分解しており、地域住民への被害はない」とし「通常訓練からの帰還中に上空約914メートルで誤射した。同約610メートルで完全に分解した」とした上で、「事故を非常に重く受け止めている」として、乗組員に適切な指導をすると表明しました。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

タグ