鈴木財務相、「財政健全化へ道筋必要」
(last modified Tue, 05 Oct 2021 09:22:41 GMT )
10月 05, 2021 18:22 Asia/Tokyo
  • 鈴木俊一財務相
    鈴木俊一財務相

鈴木俊一財務相が、日本の財政状況悪化について「いっそう厳しさを増している」との認識を示しました。

ロイター通信が5日火曜、東京から報じたところによりますと、鈴木財務相は5日の就任会見で、累次の新型コロナ対策で財政状況が悪化する現状について「いっそう厳しさを増している」と語っています。

また、財政に対する市場の信認を確保するためにも「財政健全化の道筋を確かなものにする必要がある」ともコメントしました。

さらに、首相が意欲を示す追加経済対策の策定指示については「これからだが、指示を踏まえて与党とも連携しながら議論を進めていく」としました。

金融政策に関しては「日銀が自主的にやることで、具体的手法は日銀に委ねられるべき」とし、「日銀が企業金融の円滑化や市場安定に万全を期すとともに、物価安定2%目標の達成に向け、努力されることを期待する」とし、今後の消費税率の引き上げの有無については「今現在、具体的に検討していない」と述べています。

そして、経済対策や補正予算の規模を巡っては「中身を議論した上で決まっていく。今の時点では答えられない」とのコメントにとどまりました。

 

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