沖縄・辺野古沖のサンゴ移植 県の質問状に防衛局は回答拒否
10月 06, 2021 21:13 Asia/Tokyo
今年7月、普天間基地の移設先となっている名護市辺野古沖で、水温の高い時期に埋め立て予定地のサンゴの移植が開始された事について、沖縄県は先月、沖縄防衛局に公開質問状を提出していましたが、防衛局は5日付で回答しないと連絡しました。
県が行った公開質問は今年7月、水温が高く台風が接近する時期にも関わらず沖縄防衛局がサンゴの移植を開始したことについて防衛局に専門的な立場で助言する環境監視等委員会の見解を質したものです。
公開質問状は先月17日に提出されました。
沖縄県の発表によると、5日付けで沖縄防衛局から「環境監視等委員会」は回答する立場になく、沖縄県が行った許可の撤回をめぐり農林水産大臣に対して審査請求を行っていることから「回答しない」と連絡があったということです。
沖縄県の玉城知事は、「国民・県民に対する説明責任を全く果たしておらず大変残念というほかない。県としては、サンゴの移植に関する対応の正当性を主張していく」とするコメントを発表しました。
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