沖縄で、「10・10空襲」の慰霊祭が実施
(last modified Sun, 10 Oct 2021 10:16:53 GMT )
10月 10, 2021 19:16 Asia/Tokyo
  • 沖縄での「10・10空襲」の慰霊祭
    沖縄での「10・10空襲」の慰霊祭

沖縄戦が始まる前の年の昭和19年10月10日、那覇市の9割が焼失し、1400人以上が死傷した「10・10空襲」から77周年を記念して、那覇市で慰霊祭が行われました。

NHKによりますと、昭和19年のこの空襲から77年になる10日日曜、那覇市の戦没者をまつった碑の前で慰霊祭が行われました。

なお、今年は新型コロナウイルスの影響で、参列者を遺族など26人にとどめるなど規模を縮小しての実施となっています。

この式典ではまず、全員で黙とうをささげ、那覇市連合遺族会の瑞慶山良祐会長(79)が「再び戦争の惨禍が繰り返されることのないよう、平和の尊さをみんなで考えていきたい」とあいさつした後、参列者らによる献花などが行われました。

参列者の1人で当時8歳だった照屋苗子さん(85)は「壕に逃げ込んで助かりましたが、那覇は火の海になっていました。戦争はとても怖く嫌な思い出です。平和がずっと続いてほしいです」とコメントしています。

昭和19年10月10日、沖縄県内の各地がアメリカ軍の激しい空襲を受けた「10・10空襲」では、668人が死亡、768人が負傷し、那覇市の9割が焼失しました。

 

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