兵庫の養鶏場で鳥インフル検出により、約15万5千羽を殺処分
11月 17, 2021 20:27 Asia/Tokyo
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兵庫の養鶏場での鳥インフル
兵庫県姫路市の養鶏場で鳥インフルエンザが検出されたため、採卵鶏約15万5千羽の殺処分が進められています。
共同通信など日本のメディアによりますと、兵庫県は17日水曜、遺伝子検査を行った結果、姫路市の養鶏場で「H5型」の高病原性の鳥インフルエンザの陽性を確認したと発表し、自衛隊の協力も得ながら、採卵鶏約15万5千羽の殺処分を開始しました。
処分の完了には3日間ほど、養鶏場の消毒などを含めた防疫措置の完了には1週間ほどを見込んでいるということです。
また県は、半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内をその地域からの出荷を禁止する「搬出制限区域」にそれぞれ指定しました。
さらに17日に対策本部会議を開いて対応を協議し、斎藤知事は「速やかな防疫作業を進めて、ほかの養鶏場へのまん延防止に万全を期してほしい」と指示しました。
同県内では2020年11月にも、淡路市の養鶏場で鳥インフルエンザの発生が確認されています。
農水省は17日、鳥インフルエンザ防疫対策本部の会合を開き、金子原二郎農相は、渡り鳥などからのウイルス感染の恐れを念頭に「池の近くにある施設に対しては特に注意するように改めて指示してほしい」と関係者に呼び掛けました。
なお、今季の国内養鶏場での確認は秋田、鹿児島に続いて3県目となっています。
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