12月 02, 2021 21:42 Asia/Tokyo

ロシアが、日本と領土問題を抱える千島列島(ロシア名:クリル諸島)において、射程距離300kmのバスチオン(Bastion)対艦巡航ミサイルシステムを配備しました。

イルナー通信によりますと、ロシア太平洋艦隊の広報室は声明において、「バスチオンを装備した太平洋艦隊の複数の部隊が、マトゥア島(日本名:松輪島)で24時間体制の警備活動を開始した」としました。

声明はさらに、「クリル諸島中部の同島では、バスチオンをともなう部隊が常時配備され、この地域の海洋や海峡を監視することになる」と続けました。

日本とロシアは第二次世界大戦以降、現在も平和条約を締結できていません。二国間の主要問題となっているのは、千島列島南部4島の領有権です。

日本政府は、1855年に調印された日露和親条約に定められた日露間国境を指摘していますが、同条約によれば、択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島はロシアから切り離され、残りの島々をロシアが領有することが正式に認められていました。

ソビエト連邦と日本が1956年に発表した日ソ共同宣言では、「平和条約を締結した後に、ソビエト連邦は歯舞群島と色丹島の2島を日本へ引き渡す」とされましたが、その後の協議では結果に結びつきませんでした。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

タグ