防衛省が、沖縄県の辺野古基地申請不承認に審査請求
(last modified Tue, 07 Dec 2021 11:19:42 GMT )
12月 07, 2021 20:19 Asia/Tokyo
  • 沖縄県名護市辺野古の新基地建設
    沖縄県名護市辺野古の新基地建設

防衛省が7日、沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、軟弱地盤改良に伴って沖縄防衛局が提出していた設計変更申請を県が不承認としたことを受け、行政不服審査法に基づき国土交通相に審査請求したと発表しました。

沖縄タイムスによりますと、今回の措置によって再び法廷闘争に発展する可能性が高くなり、政府と県の対立激化が必至な状況となっています。

玉城デニー知事は同日、国が審査請求するとの情報を受け、県庁で記者団に「詳細について担当課からしっかりとした報告を受けたい」と述べるにとどめました。

日本の各メディアによれば、沖縄県宜野湾市にある米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画をめぐり、日本防衛省は7日、県に申請した設計の変更が不承認とされたことに対し、不承認の取り消しを求め、国土交通省に審査請求を行ったと発表しました。

防衛省は昨年4月、埋め立て予定地周辺で発覚した軟弱地盤の改良工事に必要な設計変更を沖縄県に申請していましたが、県は先月25日、自然環境の保全対策が不十分なことなどから不承認としていました。

審査請求について防衛省は「沖縄防衛局が精査・検討した結果、不承認とされる理由がないと判断した」としています。

防衛省からの申し立てを受け、国交相は今後、設計変更を不承認とした県の判断を審査する方針であり、不適切と判断した場合は是正を指示するということです。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio