博多港貨物船事故: 船長「灯台を見誤った」
12月 14, 2021 15:43 Asia/Tokyo
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博多港貨物船事故
先月、福岡市の博多港で貨物船が防波堤に衝突し乗り上げた事故について、貨物船の船長が福岡海上保安部の調べに対し「防波堤に設置された灯台を見誤った」などと説明していることが関係者への取材で分かりました。
NHKが14日火曜、報じたところによりますと、先月28日の夜、福岡市の博多港でパナマ船籍の貨物船「LADY ROSEMARY(レディローズマリー、9576トン)」が同港を出た直後に防波堤に衝突し、乗り上げました。
これまでの調べに対し貨物船の70歳の船長は「防波堤にある灯台を見誤った。衝突直前に気がついたが間に合わなかった」などと説明していることが関係者への取材でわかりました。
関係者によりますと、博多港から出た貨物船は本来は中央航路の外海に向かって右側にある緑色の光を発する灯台と左側の赤色の光を発する灯台の間を通る予定でしたが、さらに左側にあり同じ赤色の光を発する別の灯台と見間違えたとみられるということです。
なお、この事故に際し船の乗組員22人にけがはありませんでした。
福岡海上保安部は業務上過失往来危険の疑いで調べていますが、船長が灯台を見間違えたことなどが事故につながったとみて、船長を業務上過失往来危険の疑いで書類送検する方針です。
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