大阪ビル火災の現場検証で微量の油検出、61歳男が放火か
12月 18, 2021 16:11 Asia/Tokyo
大阪・北区の繁華街のビルでの火災で、現場からごくわずかな量の油が検出されていることが判明しました。
NHKによりますと、現場では18日土曜午前10時ごろから警察と消防合わせておよそ20人がビルの中に入り、現場検証を行っており、捜査関係者などによりますとクリニックの入り口付近から燃え残ったごくわずかな量の油が検出されているということです。
捜査関係者によりますと火をつけたのはクリニックに通院していた、大阪・西淀川区の61歳の男とみられ、病院に搬送されていて容体はかなり危険な状態だということです。
警察は火をつけたとみられるこの男が、可燃性の液体を持ち込んだ可能性があるとみて、殺人と放火の疑いでビル火災に至るまでの詳しい経緯を調べています。
日本時間の17日金曜午前10時20分ごろ、大阪・北区曽根崎新地の8階建てのビルの4階にある心療内科と精神科などが専門のクリニック「働く人の西梅田こころとからだのクリニック」で起きた火災では28人が病院に搬送され、このうち24人が死亡しました。
これまでの調べで、クリニックに入ってきた男が、持っていた紙袋を暖房器具の近くに置いて蹴り倒し袋から液体が漏れ出して燃え上がるのが目撃されているということで、
また、火災の現場からおよそ3キロ離れた男の自宅では、30分ほど前に放火によるとみられるぼやがあったということで、警察と消防は自宅でも現場検証を行い、関連性を調べています。
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