1月 01, 2022 15:52 Asia/Tokyo

日本で、千葉県銚子市や北海道納沙布岬などに多くの見学者が集まり、初日の出を楽しみました。

NHKが1日土曜、報じたところによりますと、日本で一番早く初日の出を見られる千葉県銚子市の海岸には、その様子を見ようとおよそ6万人が集まりました。また北方領土をのぞむ北海道根室市の納沙布岬では、初日の出を見ようと各地から多くの人が訪れています。

山頂や離島を除き国内で最も早く初日の出を見られる千葉県銚子市の犬吠埼では1日、水平線に雲がかかっていたものの、午前7時前には空が徐々にオレンジ色に変わり、太陽が雲の間から顔を出しました。

訪れた人たちはその様子を写真に収めたり、太陽に向けて手を合わせたりしていました。

市によりますと、今年の人出は去年より2000人多いおよそ5万9000人だったということです。埼玉県から訪れた大学生は「ありがたいという気持ちで、太陽に手を合わせました」と話していました。東京から夫婦で来た女性は「午前1時前に到着して車の中で過ごしました。在宅勤務が影響して太ってしまったのでことしはダイエットしたいです」と語りました。

また、北方領土以外で北海道で最も東に位置し、初日の出を早く見られることで知られる、根室市の納沙布岬では、1日午前6時の岬の気温はマイナス7度と厳しい冷え込みとなりましたが、各地からおよそ1400人が訪れ、地元の人たちが太鼓を披露するなか日の出を待ちました。

水平線には少し雲がかかっていましたが、午前6時49分、鮮やかなオレンジ色の太陽が顔を出すと、集まった人たちは一斉に歓声をあげていました。岬からは国後島や歯舞群島の水晶島など北方領土の島々もはっきりと見え、集まった人たちは初日の出や島々をバックに記念撮影をしていました。

標津町から家族で訪れた40代の女性は「10年ぶりに見に来ましたが、きれいで感動しました。家族仲良く、健康で過ごしたいです」と話していました。また、旭川市から夫婦で訪れた30代の男性は「去年は仕事や生活のスタイルが大きく変わり、大変な1年でした。ことしは健康を大事に暮らしたいと思います」とコメントしました。

さらに、初日の出をおよそ5500メートルの上空から楽しむ新春恒例のフライトが成田空港で行われました。

天候に左右されない雲の上から、地上より早く初日の出を楽しめるフライトは各航空会社が毎年行っていて、このうち全日空のフライトにはおよそ320人が参加しました。

 


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