世界における戦争ビジネス | 9万トンの米兵器のイスラエル向け移送から台湾への戦車エイブラムスの売却まで
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イスラエルに移送されるアメリカの武器
シオニスト政権イスラエルの戦争省が「アメリカの武器を積載した800機目の航空機が到着したことにより、2023年10月7日以降、合計9万トン以上の武器がアメリカからイスラエル占領地に搬入された」と発表しました。
【ParsToday西アジア】イスラエル戦争省は先日、声明を発表し「2023年10月7日のガザ地区に対する戦争開始以来、これらのアメリカの兵器は940機の航空機と船舶によってイスラエル占領地域に搬入された」としています。同省はさらに、「大規模な移送作戦の一環として、ガザ戦争開戦直後から開始されたアメリカによる空と海の橋渡しの一環として、先週800機目の航空機がイスラエルに着陸した」と付け加えました。イスラエル戦争省の声明によれば、この期間中に800回の飛行と約140隻の船舶によって、9万トン以上のアメリカの軍事装備がイスラエルに移送されたということです。
台湾へのM1A2Tエイブラムス戦車売却
台湾は先日、アメリカ製の最新鋭M1A2Tエイブラムス戦車の初荷を受け取りました。この出荷には38両の戦車が含まれており、2024年12月15日に台湾に到着し、新竹県の訓練基地に移送されました。22憶ドル相当のこれらの戦車の購入契約は、2019年に台湾と米国の間で締結され、合計108両の戦車が含まれています。
ハンマー誘導爆弾の増産
フランス政府は、AASMハンマー精密誘導爆弾の生産量を年間830発から今年中に1200発に増産する計画を発表しました。この爆弾はウクライナ軍の戦闘機によって戦争で使用されており、アメリカのJDM爆弾よりもさらに効力・威力の高いものとなっています。
英防空システムの新たな詳細
イギリスは、独ミュンヘンに本社を置くオスラム社製の熱画像ミサイルをベースとした防空システムの新たな詳細を発表しました。このシステムは4ヶ月で完成し、ウクライナに納入されました。イギリスのデータによりますと、このシステムはこれまでに様々な標的に向けて400発のミサイルを発射し、そのうち70%が命中しています。
ロシア、砲兵弾薬を増産へ
ロイター通信によりますと、ロシアは砲兵弾薬の年間生産量を120万~160万発増やす計画です。2026年までにロシアの弾薬生産ラインは、実質的にヨーロッパ全体の年間弾薬生産量を上回る水準まで弾薬生産能力を高める可能性があるとされています。
ロシアに対抗するデンマークが武器購入
デンマークは2025年、凍結されたロシア資産を活用し、ウクライナの防衛産業から同国がロシアに対して使用する予定の武器と弾薬、約8億3000万ユーロ(9億3400万ドル)相当を購入する予定です。
オランダ、レオパルド戦車を購入へ
オランダは、独立戦車大隊の編成のため、ドイツからレオパルド2A8戦車46両を発注しました。これは、特にロシアの潜在的な脅威に対する地上防衛能力の強化を求めるNATO北大西洋条約機構の要請に応じたものです。戦車の納入は2027年から2030年にかけて計画されています。