山形で、寒中の「寒ざらしそば」の仕込みが開始
(last modified Thu, 20 Jan 2022 06:27:32 GMT )
1月 20, 2022 15:27 Asia/Tokyo
  • 寒中の「寒ざらしそば」の仕込み
    寒中の「寒ざらしそば」の仕込み

山形市で、そばの実を沢の水に浸して作る「寒ざらしそば」の仕込み作業が行われました。

NHKによりますと、二十四節気の1つで、1年で最も寒い時期とされる「大寒」の20日木曜朝、山形市上宝沢の不動沢にそば店の店主などおよそ20人が集まり、神事を行っておいしいそばができるよう祈願し、そのあとそばの実が入った袋、合わせておよそ2.7トンを沢の水に浸しました。

20日朝の山形市の最低気温が平年より1.1度低いマイナス4.5度という厳しい寒さの中、胴長をはいた参加者らが沢の水に腰までつかりながら、そばの実が入った袋を手際よく浸していました。

これについて、山形麺類食堂協同組合の寺崎利彦理事長は、「おいしいものにするため、寒ざらしの作業を春まで頑張りたい。去年よりも一層おいしいそばを提供していきたい」とコメントしています。

なお、そばの実は来月1日に沢から引き上げられたあと、山あいの西蔵王に運ばれて、およそ1か月間冷たい風にさらされ、4月上旬から山形市内のそば店などで「寒ざらしそば」として提供される予定です。

そばの実を冷たい沢の水に浸して風にさらして作る「寒ざらしそば」は、アクの抜けたすっきりとした甘みが特徴です。山形市や山辺町などのそば店などでつくる山形麺類食堂協同組合は「大寒」の日に毎年仕込みを行っています。

 


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