2021年の成田空港の国際線旅客数は189万人余、コロナで開港以来最少記録
2月 07, 2022 17:56 Asia/Tokyo
2021年に成田空港の国際線を利用した旅客数が、新型コロナウイルスの影響で、開港以来最も少ないおよそ190万人にとどまったことが判明しました。
NHKが7日月曜、成田空港会社の発表として報じたところによりますと、去年1年間の成田空港の国際線の旅客数は、1978年の開港以来最も少ない189万人余りで、新型コロナが感染拡大する前の2019年の20分の1にとどまったことが判明しています。
こうした現象の原因としては、コロナ感染拡大に伴う水際対策で海外との人の往来が大きく制限され、航空各社が国際線を大幅に運休、減便したことが指摘されています。
一方、去年の国際線の貨物便の発着回数は、航空各社が旅客便の低迷で貨物便の運航を増やしたことから、2019年のおよそ2倍の5万回余りとなり、過去最多となりました。
これについて、成田空港会社の田村明比古社長は「航空業界の危機が長期化して、非常に大変な状況だ。ことしは過去2年間よりいい業績になるよう努力したい」とコメントしています。
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