韓国の外務省や市民団体が「竹島の日」式典開催に抗議
2月 22, 2022 20:44 Asia/Tokyo
韓国の外務省や市民団体などが、22日火曜の島根県による「竹島の日」の式典の開催に抗議しました。
島根県は2005年、2月22日を竹島の日とする県条例を制定し、06年から毎年式典を開催しており、今年も内閣府政務官が出席しました。
日本政府はまた、2013年からは政務官をこの式典に派遣しています。
この問題に関して、韓国・ヨンハプ通信がソウルから報じたところによりますと、韓国外務省は声明で、日本が韓国の独島(日本側呼称;竹島)に対する無駄な挑発を繰り返していることについて強く抗議し、同式典を廃止するよう求めました。
また「独島は歴史的、地理的、国際法的に明白なわが国固有の領土であり、日本政府は独島に対する不当な主張を直ちにやめ、謙虚な姿勢で歴史を直視すべきだ」と強調しています。
さらに、同省のイ・サンリョル・アジア太平洋局長は同日、在韓日本大使館の熊谷直樹総括公使を同部庁舎に呼んで抗議しました。
22日はさらに、韓国の複数の市民団体がソウルの日本大使館前で集会や記者会見を行い、韓国の独島を巡って島根県が条例で定めた「竹島の日」を廃止し歴史歪曲(わいきょく)をやめるよう日本政府に求めています。
一部の団体は日章旗が描かれた紙を破るパフォーマンスを行ったほか、掲揚された日本の国旗に卵を投げつけようとして警察に制止されました。
ヨンハプ通信が安東から報じたところによりますと、韓国で竹島を管轄する慶尚北道は22日、道庁で官民合同会議を開き、島根県などが主催する「竹島の日」の式典開催について、「厚顔無恥な蛮行で、強く糾弾する」と批判する知事声明を出しています。