シリアで不明の日本人ジャーナリスト、救出を要請
May 30, 2016 18:42 Asia/Tokyo
シリアでテロリストに拘束されたと見られる日本人ジャーナリストが、インターネットに投稿された画像の中で、日本語で書かれた紙を持ち、助けを要請しています。
ロイター通信によりますと、29日日曜夜、シリアで不明になっている「安田純平」と名乗る日本人ジャーナリストの画像が公開されました。
この画像では、「助けてください。これが最後のチャンスです 安田純平」と書かれた紙を持っているということです。
日本政府は、30日月曜、「政府としては、邦人の安全確保は、最も重要な責務であるという認識のもとに、さまざまな情報網を駆使して、全力で対応に努めている」としました。
3月にも、安田さんと見られる人物が、国と家族に向けたメッセージを伝える映像が公開されました。
当時、日本のメディアは、彼はテロ組織ヌスラ戦線に拘束されたと見られると伝えました。
日本の岸田外務大臣は、この画像の公開後、「画像は安田さん本人と思われるが、それ以上は控えたい。引き続き画像の分析を続けている。様々な情報を駆使して全力で取り組む」としました。
2015年初め、後藤健二さんと湯浅遥菜さんの2人が、テロ組織ISISによって人質にとられ、殺害されました。
タグ