3月 03, 2022 15:41 Asia/Tokyo
  • 日本の漁業
    日本の漁業

ウクライナ危機が、日本の伝統漁業にも影響を及ぼしています。

NHKが3日木曜、報じたところによりますと、全国有数のかつお一本釣り漁の拠点となっている宮崎県日南市南郷町の目井津港では、先月から今シーズンのかつお一本釣り漁が本格的に始まっていますが、船の燃油が高騰し、操業に影響が出ています。

船の燃料のA重油は、先月前半の時点でも1リットル当たり108円と、去年1年間の平均より10円近くも高い状態だったのが、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響で今月に入り113円まで高騰しているということです。

かつお一本釣り漁では、見つけたかつおの群れに全速力で駆けつけるため、エンジンを強くふかすことも多く、燃油の高騰は操業への大きな打撃となります。

かつお一本釣り漁船の船主、岩切孝次さんは「漁獲量を上げるためには、燃油を節約することはできません。経営的に非常に苦しいので早く戦争をやめてほしいです」と語りました。

 


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