中国海警局の船4隻が尖閣沖に一時侵入
3月 16, 2022 15:52 Asia/Tokyo
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中国海警
沖縄県の尖閣諸島の沖合で中国海警局の船4隻が現地時間の16日水曜午前、およそ2時間にわたって日本の領海に侵入しました。
日本の報道各社が、第11管区海上保安本部の発表として報じたところによりますと、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行していた中国海警局の船4隻が、16日午前10時ごろから相次いで尖閣諸島の大正島と久場島の沖合から日本の領海に侵入しました。
4隻は、およそ2時間にわたって領海内を航行し、16日正午ごろまでに領海を出たということです。
また同日午後0時10分現在、4隻のうち2隻は大正島の東北東およそ25キロから26キロを、残る2隻は、久場島の東北東およそ25キロから北東およそ26キロの領海のすぐ外側にある接続水域を航行しているということで、海上保安本部が再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。
尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは、今年に入ってからは先月25日以来、5件目となっています。
尖閣諸島は現在、日本が実効支配していますが、中国も領有権を主張しています。
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