鹿児島・種子島沖で8人乗り漁船で火災が発生、1人が死亡 、4人行方不明
3月 21, 2022 23:59 Asia/Tokyo
21日月曜朝、鹿児島県種子島沖の太平洋上で漁船が火災事故を起こし、日本人を含む乗組員8人のうち4人が救助され、このうち1人の死亡が確認されました。
NHKが第10管区海上保安本部の発表として報じたところによりますと、日本時間の21日午前7時20分ごろ、鹿児島県種子島の南東、およそ185キロの海上で、「船が火災を起こしている」と付近を航行していたコンテナ船から通報がありました。
火災が発生したのは、高知県のまぐろはえなわ漁船「第五十一勇仁丸」で、日本人2人とインドネシア人6人の合わせて8人が乗り組んでいたということです。
このうちインドネシア人の乗組員3人は近くを航行していたタンカーに救助され、いずれも意識はあるということです。
救助されたインドネシア人の乗組員は「けさ早くエンジンルームの方から爆発音が聞こえ船内に煙が入ってきたため、海に飛び込んだ」と語りました。
また、海上保安本部が海上で1人を救助し鹿児島市内の医療機関に搬送しましたが、午後8時すぎに死亡が確認されました。
残る4人は依然として行方不明のままとなっており、海上保安本部が航空機4機と巡視船4隻を出して捜索を続けています。
火災が起きた漁船は21日午後5時に種子島の南東、およそ175キロの付近で沈没したということです。
現在、海上保安本部が詳しい状況の確認を進めています。