日本政府、ウクライナ首都の呼称を「キーウ」に変更へ
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日本政府、ウクライナ首都の呼称を「キーウ」に変更へ
日本政府は、ウクライナの首都キエフの呼称をウクライナ語読みの「キーウ」に変更する方針を決めました。
日本の報道各社が31日木曜、複数の政府関係者の話として報じたところによりますと、この方針は同日発表される予定です。
ロシアによるウクライナでの特殊軍事作戦を受け、政府が首都キエフの呼称についてウクライナ政府に確認したところ、ロシア語読みの「キエフ」からウクライナ語読みの「キーウ」に変更を希望する意向が示されたということです。
「キエフ」の名称表記をめぐっては、自民党内から、軍事侵攻している側のロシア語に基づいていて適切ではないとして、ウクライナ語に沿った「キーウ」を用いるよう求める意見が出ていました。
これも踏まえ、日本外務省はウクライナ政府の意向も聴き取りながら、政府としての対応を検討した結果、今後、各省庁が作成する資料などでは、ウクライナ語に沿った「キーウ」に表記を改める方針を固めました。
政府は、ウクライナへの支援を示す意味でも変更が必要と判断し、ロシア語に基づいた表記になっているウクライナ国内のキエフ以外の地名についても同様に、ウクライナ語の読みに変更するということです。
ただし、在外公館がある国や都市を示した「在外公館名称位置給与法」に「キエフ」と書き込まれており、法改正が必要であることから、政府が「キエフ」を「キーウ」に改めるまでにはまだハードルがあります。
このため、外務省は、今回の見直しとの整合性をとるため、今後、日本の大使館などが所在する各国の都市名が記載された在外公館法を改正する方針です。
なお、日本では19年にウクライナ外務省から在日大使館を通じて問題提起があり、「ウクライナ研究会」が「ウクライナの地名のカタカナ表記に関する有識者会議」 を設置して検討した結果、「首都名について、キーウ、キイフ、キエフの3例の併用を可とする」という結論を得ています。

