日本でコロナ感染が再拡大の傾向、専門家「リバウンドに警戒を」
4月 03, 2022 16:41 Asia/Tokyo
日本国内で「まん延防止等重点措置法」が解除された現在、再び新型コロナウイルスへの感染者が全国的に増加傾向を見せており、専門家らがリバウンドに対する警戒を呼びかけています。
共同通信など、日本の報道各社が内閣官房の2日土曜までの統計として報じたところによりますと、直近1週間のコロナ新規感染者数が44都道府県で前週と比べ増加したことが明らかになりました。
現時点では急速な再拡大には至っておらず病床には余裕があるものの、感染「第6波」が十分に収まらないまま「第7波」を迎える恐れもあり、専門家が警戒を強めています。
リバウンドの可能性の第1の理由として指摘されているのは、歓送迎会や花見、転勤などで人の接触や移動が増えることです。
この問題について、国立感染症研究所の脇田隆字所長は、「リバウンドの兆候が見え始めている可能性はある。第6波を超える場合も想定して準備する必要がある」とコメントしました。
内閣官房が1日金曜に公表したデータによりますと、直近1週間の感染者数は、富山、徳島、香川を除く44都道府県で前週から増えており、鹿児島が1.67倍、佐賀が1.66倍、島根で1.61倍などと増加傾向を示しています。
なお、2日に報告された全国の新規感染者は4万8825人で、前週の同じ曜日から約1500人増加しました。