岸田首相がスイス大統領と初会談、国際社会の結束に緊密連携で一致

岸田首相が、日本を初めて訪れているスイスのカシス大統領と会談しました。

そして、ルールに基づく国際秩序が大きな挑戦に晒されている現下の情勢において「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて同志国間で連携を促進することは、より一層重要であり、スイスとの連携強化を期待する、と述べました。

そして、岸田首相はさらに、2025年の大阪・関西万博も契機として、両国間の幅広い交流を一層拡大させたい意向を示しています。

これに対し、カシス大統領は、今回の訪日ではスイスと日本の経済分野・科学技術分野の協力強化を重要課題としていること、厳しい対露制裁を継続しつつ、ウクライナを最大限支援していくことを強調しています。

また、両者はロシアの特殊軍事作戦により多くのウクライナ市民が犠牲になっていることについて、ロシアの責任を厳しく問うべきこと、一刻も早くロシアが国際社会の声に耳を傾け、侵略を止めるよう、強力な対露制裁措置を続けていくことで一致しました。

さらに、昨年の日・スイス租税条約改正議定書の署名や在大阪スイス領事館の開設を歓迎しつつ、2024年の国交樹立160周年に向けて両国の友好関係を一層発展させていくことでも見解の一致を見ています。

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