沖縄・石垣市長が、県知事に「政府批判控えて」　復帰５０年式典めぐり

沖縄県石垣市の中山義隆市長が、玉城デニー県知事に対して、来月に予定されている本土復帰５０年式典の場で政府に批判的な発言を控えるよう求めました。

琉球新報によりますと、中山市長は２２日金曜に那覇市内で開かれた沖縄振興拡大会議の場で、同席した玉城デニー県知事に対し、「辺野古とか政府を批判するような文言が入ってしまうと、せっかくのお祝いの式典なのに、『沖縄はこんな時に何を言っているんだ』と他の都道府県から批判の対象になる」と発言し、来月１５日に予定されている沖縄の本土復帰５０年式典の場で政府批判を控えるよう要求しました。

これに対し、玉城知事は「承っておきたい」と述べるにとどめました。

中山氏は今年２月の市長選で再選し、４期目に入っています。陸上自衛隊基地の市内建設計画を事実上容認しており、政府に近い立場にあるとされています。

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