日本の林外相が韓国新大統領と会談、「関係改善に期待」
May 10, 2022 19:56 Asia/Tokyo
日本の林芳正外相が、ユン・ソクヨル韓国大統領の就任式に出席し、その後同大統領と会談を行いました。
韓国・ヨンハプ通信が10日、ソウルから報じたところによりますと、林外相は10日火曜、韓国の新大統領との会談で祝意を伝えるとともに岸田首相の親書を手渡しました。
今回の親書は、ユン大統領が就任前に派遣した政策協議代表団が先月26日に岸田氏と面会した際に伝達した親書に対する返信と位置づけられています。
日本の報道各社によりますと、林外相はユン大統領に対し、1965年の国交正常化以来積み重ねてきた友好協力関係の基盤に基づき、両国の関係を発展させる必要があるとし、日韓、日米韓の戦略的協力がこれまでになく重要な時期に、日韓関係の改善をこれ以上、待つことはできないと伝えました。
また、強制徴用訴訟問題など懸案解決の必要性も指摘したということです。
一方、ユン大統領は「岸田首相が親書を送ってくださったことに感謝する」とし、先週には天皇から温かいお祝いのメッセージを受け取り、心から感謝していると伝えました。
また「岸田首相と両国関係改善のために共に努力していくことを期待している」としながら、「早期に首相にお目にかかれることを期待する」と述べました。
そして、両国関係の改善に向け、ともに努力していきたいと述べ、早い時期での岸田首相との会談実施を期待すると語っています。
なお、日本外相が韓国訪問は2018年6月の河野太郎氏以来、4年ぶりのことです。