国後島で遺体発見、知床沖沈没事故の甲板員か
(last modified Sat, 21 May 2022 11:46:23 GMT )
May 21, 2022 20:46 Asia/Tokyo
  • 観光船「KAZU1」
    観光船「KAZU1」

日本の北海道知床沖で観光船「KAZU1」が沈没した事故で、千島諸島の国後島で見つかった2人目の遺体について、「KAZU1」の甲板員の男性(27)である可能性があることが分かりました。

NHKなどの日本の各メディアが21日、伝えたところによりますと、男性と同姓同名の名義の日本の運転免許証が遺体のそばで見つかっており、ロシア当局が在サハリン日本総領事館に通達しました。

一方、現場海域周辺では、沈没した「KAZU1」の船体を海底120メートルから引き揚げる作業が始まりました。海難救助会社「日本サルヴェージ」の潜水士らが「飽和潜水」という深い海に対応できる手法を使い作業を進めており、引き上げは早ければ24日にも完了します。

事故は4月23日に発生し、乗員乗客26人のうち、これまでに14人の死亡が確認され、12人が行方不明となっています。さらに、5月には国後島の海岸に不明者とみられる男女それぞれ1人の遺体が見つかっています。

 


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