7月 19, 2022 19:50 Asia/Tokyo
  • 米国は西アジアで影響力を喪失
    米国は西アジアで影響力を喪失

トルコの新聞Cumhuriyetが、自らを西アジアの「マスター」と見なしている米国は、この地域での影響力を失っている、と報じました。

バイデン氏は13日水曜、シオニスト政権イスラエルの占領地に入りました。15日金曜にはベツレヘムを訪れ、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談し、その後、次の訪問国・サウジアラビアへ向かいました。

西アジア諸国を訪問した米国のジョー・バイデン大統領は、この地域の諸国と関係を深めるロシアや中国を牽制し、「アメリカが西アジアで活動を続ける」と述べました。

記事の著者は、中国が「主権の尊重」に重点を置いて対応した米大統領の声明の「帝国主義」の性質を指摘しています。

同紙によると、西アジアには真空はないものの、米国の「帝国主義」は過剰にあるということです。またこの過剰は永遠ではなく、アメリカの覇権の弱体化は「米国の西アジア」の崩壊を確実にするとされています。

また、著者は新しい多極世界が西アジア諸国の「多国間」外交政策の実施に貢献していると指摘しました。

これまでに、バイデン大統領はサウジアラビアを訪問した中で同国のサルマン国王やムハンマド皇太子と会談しており、サウジアラビアはこの7月と8月に予定していた原油の掘削量を50%引き上げることを約束したということです。

 


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