7月 16, 2023 20:37 Asia/Tokyo
  • イスラエルでのデモ
    イスラエルでのデモ

イラン外務省のキャンアーニー報道官が、「西側メディアは、シオニスト政権イスラエルが抗議デモ参加者を弾圧したことは報じず、このデモが同政権に実際にない民主主義の象徴だと吹聴しようとしている」としました。

キャンアーニー報道官は16日日曜、ツイッターに、「イスラエル政権に対しシオニストらが行う抗議デモおよび数十万人の生活を麻痺させるストライキは、参加者に対する最新の暴力手段を用いた弾圧と、同政権治安部隊および警察による逮捕者や死傷者の数が隠されたまま、依然として続いている」と投稿しました。

投稿はさらに、「西側メディアは、シオニスト政権の抗議デモ参加者に対する弾圧や暴力を、同政権によるパレスチナ人の殺害や弾圧の情報を検閲するのと同じようなやり方で無視し、これらの抗議デモがイスラエルの偽りの民主主義を象徴するかのように描こうとしている。同じ西側メディアはその一方で、西側同盟諸国以外での抗議デモを針小棒大にして幅広く報道している。さらに彼らは、言論の自由および人権を擁護するという大嘘をつきながら、情報操作で世界の人々の耳を塞いだり、暴力や破壊行為を、抗議デモや革命活動家のように説明している」と続きました。

イスラエルでは、ネタニヤフ現政権が司法への影響力を強めようとする取り組みを始めて以来、テルアビブやハイファなどの主要都市を中心に、抗議デモが続いています。

 

先日には、最高裁の権限を弱める法案がシオニスト政権議会・クネセトで可決されました。この法案には、政治家の議決の妥当性を最高裁判所が審査することを阻止する内容が盛り込まれていました。

シオニスト政権の首相やその支持者らは、司法の持つ権限が大きすぎて行政府の機能に干渉していると考えています。

この一方、抗議デモの参加者らは、ネタニヤフ首相の行う司法弱体化が、汚職容疑での訴追を回避して自らの身を守ろうとするのが目的だと断じています。

 


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